・自然と命令に従わせることができる心理話法

口調が違うだけで命令に従いやすくなる

 


A「そこのコップ取ってくれ!」

 

B「そこのコップ取ってくれる?」


A「寒いから窓を閉めろよ!」

 

B「寒いから窓を閉めてもらえる?」

この言葉の違いがもたらす心理効果を、あなたはわかりますか?
AもBも同じように相手に対して頼みごとの要求をしているわけですが、おそらくAのセリフだと命令口調に感じるはずです。
偉そうで傲慢。 そういった態度やイメージが女性の深層心理に植えつけられてしまうのです。

しかし、Bの口調はどうでしょうか。
実はAと同じように命令していることにはかわりがないのにも関わらず、 口調が違うというだけで相手は、 あなたの命令に従いやすくなるということがわかるはずです。

よく、「SかMか?」みたいな質問がありますが、大抵の男性はS(サディスト)意識にたいして
Aのような命令口調で 女性を従えるものだという勝手な思い込みが先行しがちです。

俗にいうオラオラ系みたいに、つねに命令することで 女のM心を刺激して言うことを聞かせることがS男だということは、実は大きな勘違いだといえます。

実際はAのセリフよりもBのセリフのほうが口調は優しそうに感じますが、命令していることじたいは変わりないのです。
それなのにAに比べてBは、そこにある現実を確認しているだけなので、相手の女性も受けいりやすくなりますよね。

だから自然に従わせることができるというわけです。

逆にAの言い回しだと、単純に「偉そう」という風に思われてしまうだけで、
実際には従わせるための心理術としては弱かったりします。
(もちろん命令口調が好きという女もたまにはいるのですが、通常は少ない)

ようするに、こうした口調を変化させるだけで、簡単に女心を自分に従わせるというクセ付けを彼女の脳裏にインプットすることが大切。

ちなみに、もっと短いセリフでも、相手を従わせられるかどうかは判断できます。

何か飲み物を持って手が使えない状態で


「ゴメン、コップ」

 

と言うとか、少し身震いをするような演技をした後に


「風、寒くない?」

と聞いて見るなど、 動作を付け加えた後に質問したり、単純な単語のみを発するだけで彼女は自然にその状況に合わせた行動を取らざる終えない心理が働きます。
これは人は話の内容より、見た目の情報のほうが 印象に残るという心理に当てはまるからです。そのため知らない間に暗示がかかっているわけですね。

ただし空気が読めない(洞察力がない)女などは、あなた自身をよく観ていないことがあるので注意しましょう。