「恋愛パターン」と「環境パターン」~恋愛と虐待~

恋愛のパターンと環境のパターンは関係性があります。家庭環境のパターンを自己分析することで虐待の連鎖を食い止めましょう。

心の傷が深すぎると恋愛恐怖症になる

 

誰にでも心の傷はあると思います。これが理由で恋愛恐怖症になりかねません。

 

  • やりたい事がみつからない・・・
  • 人生がつまらなく希望がもてない・・・

 

こういう心理状態は家庭環境の影響が関係しているのです。いわゆる「アダルトチルドレン症候群」というやつですね。

 

被虐時女症候群(バタードウーマン)

一般的に多いのが暴力を振るわれても別れられない女性。

 

ドメスチックバイオレンス(暴力男)の彼氏に被虐時女症候群(バタードウーマン)の彼女。 だいたい別れられないセリフは…

 

  • 「暴力を振るわなければ優しい」
  • 「私がいないと彼はダメになってしまう」

 

といったお決まりの言葉です。こうした女性の父親もまた暴力を振るうことが多いそうです。

 

これを恋愛パターンに置き換えると、小さい頃から暴力を振るう父親に耐える母親。そういう環境に育っているので恋愛の図式が「男=暴力」「女=耐える」という認識になっているのです。

 

また、その「暴力」という環境になれてしまっているので、彼氏が普通だと満足しなくなり「暴力」があることで「安心」してしまうわけです。

 

また、【親の喧嘩】や【親の過敏な期待】により家庭問題を隠そうとして勉強やスポーツを頑張る人は、恋愛においても彼氏や彼女の期待にこたえようと頑張りすぎます。

 

ようするに相手の理想の彼氏(彼女)像を演じてストレスが溜まるわけですね。

 

子供のときに「もっと頑張らないと」とプレッシャーがかかってしまい恋愛を楽しめなくなってしまうという傾向があります。

 

 

基本的信頼感

他に【基本的信頼感】というのがあります。人を心から信じられるかどうかといった心理です。

 

環境に対する怒りや憎しみを心の中に蓄積して育つと、

 

  • 「どうせいつかは自分のことを見捨てるんだろう・・・」とか
  • 「この人は自分を騙してるのではないか?」

 

と疑ってしまいます。その不信感が絶頂に達すると「傷つく前に別れよう」としたり幸せの絶頂になると、突然関係を壊そうとしたりしてしまうのです。

 

 

幸せレベル

人間には「幸せレベル」というものが存在してて、小さいときに裕福に育ってる人は生活水準が下がると耐えられません。

 

また、その逆で幼い頃に幸せな経験をしていないと大きな幸せが起きたときに耐え切れなくなってしまいます。

 

 

よく人気絶頂のアーティストが自殺をしたりするのは、この「幸せレベル」の限界値を越えてしまったからです。

 

 

反復脅迫

こういった「心の傷」を自己分析せずに見つめ直さないで無視しておくと無意識に蓄積されていってしまい「反復脅迫」という症状があらわれます。

 

 

これは「家庭環境を恋人との関係で繰り返してしまう」ということがあげられます。

 

 

 

  • ◆親に怒られてばかりの子供は、恋人にも怒りっぽい。
  • ◆親に愛情をうけられなかった子供が恋人にも冷たく接する。
  • ◆親が無関心で興味をもたれなかった子供が冷淡な恋人を求める。

 

 

よく幼児虐待をする親も幼い頃に虐待をうけていたと聞きますが、虐待することしかインプットできていないから繰り返してしまうのです。

 

このように「恋愛パターン」と「環境パターン」は密接に関係しています。

 

 

大切なのは「心の傷」を隠すのではなく、見つめなおすことです。

 

自分の中で納得してパターンに気がつけば反復脅迫から脱出できます。

 

恋人だけでなく結婚して子供に同じ「傷」を与えない為にも「自己分析」は大切です。